素材：　毛　55% , ポリエステル45%

-素材について-

1/4.6の外側にウール、芯にポリエステルを使用した、日本の紡績の糸になります。

"縮んで、膨らむ"試行錯誤して生み出された唯一無二の素材。

糸の形状はリリヤンです。

リリヤンとはメリヤス編みを筒状の紐に編み上げて構成されている糸になります。

中心が空洞になる為、見た目よりも軽く仕上がるのが特徴です。

この素材が他のリリヤンとは違う最大の特徴は、リリヤン加工をしてコーンアップされた糸を更に嵩高性を出す為に一度綛上げと高温セットをかけております。

それによって糸の長さを20%以上縮ませ、糸の形状を膨らませることで、空気層を持たせます。日本の職人ならではの手間暇かけて作り上げられた素材です。着用時にストレスを感じない適度なストレッチ性、立体的な表情に仕上がるバルキー性は製品になった時に美しいです。

-商品について-

スポーツ用として発展したセーターの代表の1つである「テニス・セーター」をMEIAS風に落とし込み拘りの1着に仕上げました。

なぜ、チルデンニットと言われるようになったかと言うと、1920年代に全英・全米で活躍したアメリカの名テニスプレイヤー、ウィリアム・チルデン選手がこのセーターを着てプレーした事で人気が出たことから由来がきているようです。

基本である、ケーブル・Vネック・配色ライン使いは忠実に表現し、細かいデティールにMEIASらしさを効かせました。編みテクニックではケーブルの横の目を通常は裏目ですが

1×1鹿の子にする事によって、より凹凸感が出て膨らみのある編み地に仕上げました。

ケーブルの捻り向きは中心を起点に左右対称になっておりシンメトリーの美しさがあります。衿は袋編み、ガーター編みを編み方向を変えて接ぎ合せ複雑な作りになっています。

太めの衿とのバランスが良くなるようにネックは深めに設定しました。

着丈や身幅は大き過ぎずないので大人の方でもカジュアルになり過ぎなく着て頂けます。