素材：　毛　 100%

-素材について-

細番手の糸を芯にして太番手の糸に送りをつけてカベ形状に仕上げた尾州で作られた撚糸のウール素材です。

愛知県一宮市を中心に愛知県尾張西部エリアから岐阜県西濃エリアが「尾州」と呼ばれております。

尾州を流れる木曽川の豊かな水によって出来る肥沃な土壌は、養蚕に必要な桑畑や綿花畑がよく育ちます。糸や織物の染色加工や仕上げ整理に適した軟水など、木曽川のもたらす恩恵により日本の一大毛織物産地として発展しました。

 カベ糸の特徴である糸のうねりはベーシックな編み地の天竺でも最大限に引き出せ、雰囲気のある表面感を作り出す事ができます。

1/3番手と太目の番手になるので糸の形状も非常にわかりやすく、存在感も抜群です。

ウール100%なので保温性も高いです。

無染色の生成りと落ち着きのあるチャコールグレーをオリジナルで染め上げました。

-商品について- 

1970年代のアメリカ古着をベースとして素材に中番手のウールのカベ糸を選定。

カベ糸の特徴である糸のうねりを最大に生かせる天竺編みにし、最大まで度目を詰めて編み目の間の隙間をで切る限り無くししっかりと編み上げました。

ファスナー裏の総針テープはファスナーテープを隠す役割だけでなく、途中から斜めに編み立て、抑えのステッチもデザインのアクセントになっています。

衿リブは存在感が出るように天竺袋編みに、更にストレッチ糸をプレーティングして、しっかりとした厚みに仕上げました。

袖と裾リブにもストレッチ糸をプレーティングしキュッと締まりの良い袖口と裾口の

シルエットになっています。

同じ形で素材違いの撚り杢カラーの展開もあります。